ブラウザで使える無料ツール
Lease Info新リース会計基準に向けて、店舗の契約情報を 1 枚に。
2027 年 4 月以後に始まる事業年度から、上場企業などのテナントは店舗の賃貸借も貸借対照表に載せます。契約台帳の Excel から、借手が使う項目の順に契約ごとの情報を並べ、固定と歩合の賃料構成を比べるツールです。館(貸手)とテナント本部(借手)の両方の立場で使えます。

このツールは、お使いのパソコンの中だけで動きます。選んだファイルは送信・保存されず、弊社のサーバーにも一時的に残りません(弊社に届くのは件数などの数字だけです)。会計上の判断や助言は含みません。借手のリース期間などの判断は、借手と監査人が行います。
書いている基準の内容は、企業会計基準委員会の公表物(企業会計基準第 34 号・適用指針第 33 号、2024 年 9 月 13 日公表)で確かめたものだけです。段落番号を添えています。
基準で決まっていること
出典はすべて企業会計基準委員会の公表物です(リースに関する会計基準のページ)。
- いつから
- 2027 年 4 月 1 日以後に始まる連結会計年度・事業年度の期首から適用。2025 年 4 月 1 日以後に始まる期首から早めに適用することもできます。
- 基準 第 58 項
- 誰が
- 企業会計基準を使う会社(上場企業や会社法上の大会社など)。中小企業は「中小企業の会計に関する指針」か「基本要領」が用いられます(企業会計基準を使うことも妨げられません)。
- 公表にあたって 脚注 1
- 借手(テナント)
- 店舗の賃貸借も、原則として使用権資産とリース負債を貸借対照表に載せます。借手のリース期間は、解約不能期間に、行使することが合理的に確実な延長オプションの期間と、行使しないことが合理的に確実な解約オプションの期間を加えて借手が決めます。
- 基準 第 15・31・33 項
- 負債に入る支払
- 固定の賃料と、指数やレートに応じて決まる賃料。市場賃料を反映するよう協議で見直す定めも後者に含まれます。売上に連動する賃料(歩合)は含めず、発生時の費用です。
- 基準 第 35 項、適用指針 第 24・51 項
- 共益費など
- 原則としてリースを構成する部分と構成しない部分を分けて処理します。借手は分けない選択もできます。
- 基準 第 28・29 項
- 貸手(館)
- 会計処理は基本的に従来の基準を踏襲します。オペレーティング・リースは通常の賃貸借に準じた処理で、賃料は原則として定額法で計上します(主にフリーレントに影響。フリーレント期間が終わった契約は修正不要の経過措置あり)。
- 基準 第 48 項、適用指針 第 82・132 項・BC171
テナント本部(借手)に起きること
- 館ごとの契約の期間・更新・解約の条件、固定賃料、賃料改定の定め、共益費の中身を集める
- 普通借家は更新が前提になり得るので、借手のリース期間の判断が難しい(適用指針に我が国特有の設例 8-1〜8-5)
- 賃料の構成(固定と歩合)で、負債の額が変わる
館(貸手)に起きること
- テナント本部から、契約ごとの情報の問い合わせが来る
- 自社の会計は基本的に従来どおり。フリーレントは定額法で収益に
- 固定と歩合の構成を見直す話し合いが出たとき、収入の振れ幅を数字で示す必要がある
お試し用のサンプル Excel
ツールの「架空の館のサンプルで試す」を押すと、架空の郊外型 SC(契約 15 件)の台帳を読み込みます。同じファイルは台帳の雛形にも使えます。すべて架空のデータです。
固定賃料だけの契約、最低保証付きの歩合だけの契約、固定と歩合の組み合わせ、普通借家と定期借家、フリーレント、貸主だけが解約できる契約、日付の入れ忘れを含めています。
ご自身の台帳で試す場合
- Excel のファイル(.xlsx)。1 枚目のシートを読みます。見出し行は先頭 10 行以内
- 1 行 1 契約。テナント名・契約開始日・契約満了日・月額固定賃料の列は必須(歩合だけの契約は固定賃料を 0 に)
- 任意:館・区画・契約形態(定期借家/普通借家)・中途解約・解約予告・更新・最低保証・歩合率(8、8%、0.08 のどれでも)・共益費・販促費・賃料改定・フリーレント・敷金
- 見出しの言葉が違っても、対応づけの画面で直せます
ツールを使う
はじめに、館(貸手)とテナント本部(借手)のどちらの立場で使うかを選びます。
館の担当者が、テナント本部からの問い合わせに、契約ごとの情報を一覧で回答するための使い方です。中身は同じで、説明の言葉が変わります。
1 行 1 契約。テナント名・契約開始日・満了日・月額固定賃料が必須。契約形態・中途解約・歩合率・最低保証・共益費・賃料改定・フリーレント・敷金があると、情報シートが埋まります。
ここにドラッグ&ドロップもできます(.xlsx)
読み込みはこのページの中だけで行います。どこにも送信しません。
Excel の台帳を、館とテナントで共有できる形に
問い合わせのたびに Excel を作って送る形は、契約が増えるほど食い違いが出ます。契約台帳を Web システムにすれば、テナント本部が自社の契約の情報を画面で確かめ、変更や再契約があればすぐ反映される形にできます。契約システムやテナントマスタとの連携、売上の実績を使った賃料構成の試算も足せます。貴社の台帳と決まりに合わせて、作業時間つきの月額の中で作ります。
館とテナントの両方の立場からの整理は note の記事 に書いています。他のツールは 公開しているツールの一覧 から。